この記事でわかること

Q. 空室率の目安を教えてください
A. 首都圏の賃貸アパートは平均空室率5〜10%程度です。10%を超える場合は注意が必要で、20%を超えると深刻な問題がある可能性があります。
Q. 空室率はどこで調べられますか?
A. レントロールで現在の空室を確認し、過去の入居率は売主・管理会社に確認します。エリア全体の空室率は不動産調査会社のデータを参照できます。
Q. 空室が発生しやすい物件の特徴は?
A. 駅から遠い、築年数が古い、設備が劣る、間取りが使いにくい、周辺に競合物件が多いなどの特徴があります。
Q. 購入後の空室対策は何がありますか?
A. 家賃の見直し、設備のアップグレード、仲介会社への広告料増額、ターゲット層の変更(ペット可、外国人可など)が効果的です。
Q. 新築物件との競合はどう考えますか?
A. 築古物件は新築と家賃で勝負できないため、広さや立地で差別化します。ただし、新築供給が多いエリアは避けた方が無難です。
空室リスクの見極め方|入居率データの分析方法
物件選び・エリア 公開: 2025.01.23

空室リスクの見極め方|入居率データの分析方法

空室リスクとは

空室リスクとは、入居者が決まらず家賃収入が得られないリスクです。

空室が収益に与える影響:

  • 家賃収入の減少
  • 広告費・仲介手数料の発生
  • 原状回復・修繕費用
  • ローン返済への圧迫

築古木造アパートは特に空室リスクに注意が必要です。

空室率の目安

空室率評価
5%以下優良
5〜10%標準
10〜15%やや注意
15〜20%問題あり
20%以上深刻

6戸のアパートで常に1室空室なら約17%。2室空室が続くと33%で深刻な状態です。

空室率の調べ方

1. レントロールの確認

現時点の空室状況を確認。過去の空室推移も売主・管理会社に確認します。

2. エリアの空室率データ

不動産調査会社(LIFULL HOME’S、タス等)が公開する地域別空室率データを参照。

3. 現地調査

周辺の同条件物件の空室状況を実際に確認。ポータルサイトでの募集状況もチェック。

4. 管理会社・仲介業者へのヒアリング

「このエリアで入居は決まりやすいですか?」と直接聞くことで現場の実感がわかります。

空室が発生しやすい物件の特徴

立地要因

要因リスク度
駅徒歩15分超
バス便のみ
周辺に店舗・施設が少ない
治安が悪いエリア

物件要因

要因リスク度
築30年超で設備が古い
間取りが使いにくい
日当たり・眺望が悪い
騒音・臭気がある

競合要因

要因リスク度
周辺に新築物件が多い
同条件の競合物件が多い
家賃相場が下落傾向

空室リスクの評価方法

ステップ1:現在の入居状況を確認

レントロールで空室数・空室期間を確認。

ステップ2:過去の入居率を確認

直近2〜3年の平均入居率を売主・管理会社に確認。

ステップ3:エリアの需給バランスを調査

人口動態、新築供給、競合物件の空室状況を調査。

ステップ4:空室率を織り込んで収支計算

満室想定収入:480万円
空室率10%:△48万円
実質想定収入:432万円

空室対策

購入後に空室が発生した場合の対策:

1. 家賃の見直し

相場より高ければ適正価格に調整。

2. 設備のアップグレード

  • エアコン新設・更新
  • 温水洗浄便座設置
  • TVモニターホン設置

3. 入居条件の緩和

  • ペット可
  • 外国人可
  • 楽器演奏可
  • 事務所利用可

4. 広告強化

  • 仲介会社への広告料増額(AD)
  • 複数の仲介会社に依頼
  • 物件写真の改善

購入判断への反映

空室リスクが高い物件は:

  • 利回りを厳しく見る(空室率を高めに設定)
  • 価格交渉の根拠にする
  • 購入見送りも検討

例: 「エリアの平均空室率が15%あり、この物件も長期空室があります。空室率15%で計算すると、この価格では利回りが低すぎます。」

まとめ

  • 空室率10%以上は注意、20%以上は深刻
  • 立地・物件・競合の3要因から空室リスクを評価
  • 空室率を織り込んで収支計算する
  • 購入後の対策も事前に検討しておく

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