この記事でわかること

Q. 修繕履歴とは何ですか?
A. 過去に行われた修繕工事の記録です。実施日、工事内容、費用などが記載されており、建物の維持管理状態を把握する重要な資料です。
Q. 修繕履歴はどこで入手できますか?
A. 売主または管理会社から入手します。仲介業者を通じて依頼するのが一般的です。
Q. 修繕履歴がない場合はどうすればよいですか?
A. インスペクションで現状を確認し、建物の状態から修繕の必要性を判断します。履歴がない物件は管理が不十分な可能性があり、リスク要因です。
Q. 特に確認すべき修繕項目は?
A. 外壁塗装、屋根防水、給排水管、シロアリ駆除の履歴は必ず確認してください。これらは築古物件で高額な修繕費用がかかる項目です。
Q. 修繕周期の目安を教えてください
A. 外壁塗装は10〜15年、屋根防水は10〜20年、給排水管は20〜30年が一般的な目安です。最終修繕から経過年数を確認しましょう。
修繕履歴の確認方法|購入前にチェックすべき項目
物件選び・エリア 公開: 2025.01.23

修繕履歴の確認方法|購入前にチェックすべき項目

修繕履歴の重要性

築古木造アパートを購入する際、修繕履歴の確認は欠かせません。

修繕履歴がわかること:

  • 過去の修繕内容と費用
  • 建物の維持管理状態
  • 今後必要な修繕の予測
  • 購入後の追加投資の見込み

修繕履歴が充実している物件は、管理が行き届いている証拠です。

入手方法

1. 売主から直接入手

個人オーナーが売主の場合、過去の修繕記録(領収書、工事報告書等)を依頼します。

2. 管理会社から入手

管理会社に委託されている物件は、管理会社が修繕履歴を保管しています。

3. 仲介業者経由で依頼

仲介業者を通じて売主・管理会社に依頼するのが一般的です。

入手できる資料:

  • 修繕履歴一覧表
  • 工事完了報告書
  • 領収書・見積書
  • 定期点検報告書

チェックすべき修繕項目

外壁塗装

確認事項ポイント
最終塗装時期10〜15年以内か
塗装内容下地補修の有無
使用塗料耐久性の高い塗料か

屋根防水

確認事項ポイント
最終補修時期10〜20年以内か
補修内容部分補修か全面か
雨漏り履歴過去の雨漏りと対応

給排水管

確認事項ポイント
配管材質鉄管か塩ビ管か
交換履歴20年以上なら交換検討
漏水履歴過去のトラブル

シロアリ対策

確認事項ポイント
防蟻処理時期5年以内か
被害履歴過去の被害と対応
駆除履歴駆除後の再発防止

修繕周期の目安

修繕項目周期目安費用目安(6戸アパート)
外壁塗装10〜15年100〜200万円
屋根防水10〜20年50〜100万円
給排水管20〜30年100〜200万円
シロアリ防蟻5年10〜20万円
室内設備10〜15年各室10〜30万円

修繕周期を過ぎている項目は、購入後すぐに費用が発生する可能性があります。

修繕履歴がない場合の対処

築古物件では修繕履歴が残っていないケースも多いです。

対処法1:インスペクション実施

専門家による建物調査で現状を把握します。

対処法2:外観から推測

  • 外壁の塗装状態
  • 屋根の劣化状況
  • 設備の製造年

対処法3:売主・管理会社へのヒアリング

記録がなくても、口頭で過去の修繕内容を確認できることがあります。

対処法4:修繕費用を見込んだ価格交渉

履歴不明分のリスクを価格に反映させます。

修繕履歴からわかるリスク

要注意パターン

  • 修繕が全くない:メンテナンス不足の可能性大
  • 同じ箇所を繰り返し修繕:根本原因が解決していない
  • 安価な業者ばかり:質より安さを優先した可能性
  • シロアリ駆除履歴あり:再発リスクに注意

安心パターン

  • 定期的に適切な修繕:管理意識の高いオーナー
  • 大手業者の施工:品質が担保されている
  • 詳細な報告書あり:管理が体系的

修繕履歴の活用

価格交渉への活用

修繕が必要な項目を根拠に値引き交渉:

例: 「外壁塗装が15年以上経過しており、購入後に塗装費用150万円が見込まれます。この分を考慮した価格をお願いします。」

購入判断への活用

修繕履歴を総合的に判断して購入可否を決定。

まとめ

  • 修繕履歴は購入前に必ず確認すべき重要資料
  • 外壁、屋根、給排水、シロアリは特に重要
  • 履歴がない場合はインスペクションで補完
  • 修繕状況を価格交渉や購入判断に活用する

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