この記事でわかること

Q. なぜ木造が節税に有利なのですか?
A. 耐用年数が22年と最も短く、築古物件は簡便法で4年償却が可能です。同じ建物価格でも、短期間で大きな償却費を計上できます。
Q. 鉄骨造の耐用年数は何年ですか?
A. 骨格材の厚みにより異なります。軽量鉄骨(3mm以下)は19年、中量(3mm超4mm以下)は27年、重量(4mm超)は34年です。
Q. RCマンションは4年償却できますか?
A. できません。RC造の法定耐用年数は47年で、簡便法を使っても最短9年です(47年×20%=9.4年)。
Q. 築古鉄骨の償却年数はどうなりますか?
A. 軽量鉄骨(19年)で築19年超なら3年、重量鉄骨(34年)で築34年超なら6年が簡便法での耐用年数です。
Q. 構造の確認方法を教えてください
A. 登記簿謄本の「構造」欄、または建築確認申請書で確認できます。固定資産税評価証明書にも記載されています。
構造別償却期間比較|木造・鉄骨・RCの違い
4年償却の基礎 公開: 2025.01.23

構造別償却期間比較|木造・鉄骨・RCの違い

構造と耐用年数の関係

建物の構造によって法定耐用年数が異なり、減価償却のスピードが変わります。

主な構造の法定耐用年数(住宅用):

構造法定耐用年数築古(簡便法)
木造22年4年
軽量鉄骨(3mm以下)19年3年
軽量鉄骨(3mm超4mm以下)27年5年
重量鉄骨(4mm超)34年6年
RC(鉄筋コンクリート)47年9年
SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)47年9年

木造の22年は住宅用で最も短く、築古になると4年で全額償却できます。

なぜ木造が節税に有利か

1. 短期間で大きな償却費

同じ建物価格5,000万円の場合:

構造償却年数年間償却費
木造(4年)4年1,250万円
軽量鉄骨(5年)5年1,000万円
重量鉄骨(6年)6年833万円
RC(9年)9年556万円

木造は年間償却費がRCの2倍以上。高所得者の節税効果が大きくなります。

2. 投資効率が良い

  • 償却期間が短い → 早期にキャッシュを回収
  • デッドクロスまでの期間が明確 → 出口戦略を立てやすい
  • 価格帯が手頃 → 複数物件に分散投資しやすい

鉄骨造の注意点

鉄骨造は骨格材の厚みで耐用年数が大きく変わります。

軽量鉄骨(骨格材3mm以下)

  • 耐用年数:19年
  • 築19年超で3年償却
  • 木造より有利に見えるが…

注意: 軽量鉄骨で賃貸アパートに適した物件は少なく、築19年超の良質な物件を見つけるのは困難です。

重量鉄骨(骨格材4mm超)

  • 耐用年数:34年
  • 築34年超で6年償却
  • 木造より償却期間が長い

賃貸マンション・事務所ビルに多い構造ですが、節税目的には木造ほど効率的ではありません。

RC造が節税に不向きな理由

RC造は耐用年数47年で、簡便法でも最短9年です。

築47年超のRCの場合:

47年 × 20% = 9.4年 → 9年

4年償却の木造と比べて:

  • 年間償却費が半分以下
  • 節税効果を得るのに時間がかかる
  • 出口戦略の検討期間が長くなる

資産価値の安定性ではRC有利ですが、節税目的なら木造が圧倒的に有利です。

構造の確認方法

物件の構造は以下で確認できます:

  1. 登記簿謄本

    • 「表題部」の構造欄に記載
    • 法務局で取得可能
  2. 建築確認申請書

    • 売主または管理会社から入手
    • 構造の詳細が記載
  3. 固定資産税評価証明書

    • 市区町村で取得
    • 課税上の構造区分を確認

鉄骨造の場合、骨格材の厚みまで確認することが重要です。

構造別の選び方

投資目的推奨構造
短期で大きな節税効果木造(4年償却)
安定したキャッシュフローRC(長期保有向き)
バランス重視軽量〜重量鉄骨

高所得者の節税目的であれば、築22年超の木造一択です。

まとめ

  • 木造は耐用年数22年で、築古なら4年で全額償却
  • 鉄骨は厚みで耐用年数が19〜34年と幅がある
  • RCは耐用年数47年で、簡便法でも9年かかる
  • 節税効果を最大化するなら木造が最適

関連記事

4年償却に最適な物件を探す

4年償却ナビでは、築22年以上の木造物件を厳選してご紹介しています。

物件一覧を見る

関連記事