この記事でわかること

Q. 法定耐用年数とは何ですか?
A. 税法で定められた減価償却資産の使用可能期間です。木造建物は22年、RC造は47年と構造によって異なります。この期間で建物価格を按分して経費計上します。
Q. 簡便法とは何ですか?
A. 中古資産の耐用年数を簡易的に計算する方法です。耐用年数を超えた資産は「法定耐用年数×20%」、一部経過した資産は「残存耐用年数+経過年数×20%」で計算します。
Q. なぜ木造がRC造より節税に有利なのですか?
A. 法定耐用年数が木造22年、RC造47年と大きく異なるためです。同じ築25年でも、木造は4年で償却できますが、RC造は26年かかります。
Q. 築何年の物件を選べばよいですか?
A. 4年償却の条件を満たす築23年以上が目安です。ただし築年数が古すぎると融資が難しくなるため、築22〜30年程度がバランスの良いゾーンです。
Q. 見積法と簡便法の違いは何ですか?
A. 見積法は専門家が実際の使用可能期間を見積もる方法、簡便法は計算式で機械的に算出する方法です。実務では簡便法が一般的に使われています。
なぜ木造22年超なのか|耐用年数と簡便法の計算方法を解説
4年償却の基礎 公開: 2025.01.16

なぜ木造22年超なのか|耐用年数と簡便法の計算方法を解説

法定耐用年数とは

建物には税法上の「法定耐用年数」が定められています。構造別の耐用年数は以下の通りです。

  • 木造:22年
  • 軽量鉄骨造:19年または27年
  • 重量鉄骨造:34年
  • RC造(鉄筋コンクリート):47年

この年数で建物価格を按分し、毎年経費計上するのが減価償却の基本です。

中古資産の耐用年数「簡便法」

中古物件の耐用年数は原則として「見積法」で算定しますが、実務上は困難なため「簡便法」が広く使われています。

簡便法の計算式:

  • 耐用年数を全部経過:法定耐用年数×20%
  • 耐用年数を一部経過:(法定耐用年数−経過年数)+経過年数×20%

木造22年の場合、築22年超なら「22年×20%=4.4年」となり、端数切り捨てで4年。これが「4年償却」の根拠です。

なぜ木造が有利なのか

同じ築25年でも構造で結果が大きく異なります。

構造法定耐用年数築25年の償却期間
木造22年4年
重量鉄骨34年11年
RC造47年26年

木造は法定耐用年数が短いため、築22年を超えれば最短4年で償却できます。RC造は築47年を超えないと同じ条件になりません。

築年数の選び方

厳密には築22年ちょうどでは4年償却になりません。計算すると「(22−22)+22×20%=4.4年→4年」ですが、実務上は築23年以上を目安にすると確実です。

また、築年数が古すぎると融資が付きにくくなります。築22〜30年程度が節税効果と融資のバランスが取りやすいゾーンです。

次回は物件選びの具体的なポイントを解説します。

4年償却に最適な物件を探す

4年償却ナビでは、築22年以上の木造物件を厳選してご紹介しています。

物件一覧を見る

関連記事