融資・資金計画 公開: 2025.01.15
地方銀行・信金の融資比較|築古に積極的な金融機関
地方銀行・信金が築古融資に向いている理由
地方銀行・信用金庫は、築古木造アパートへの融資において、メガバンクよりも柔軟な対応をしてくれることが多い金融機関です。
これは、地域密着型の営業スタイルにより、物件を個別に評価できる体制があるためです。
メガバンクとの違い
| 項目 | メガバンク | 地方銀行 | 信用金庫 |
|---|---|---|---|
| 築古への姿勢 | 消極的 | 積極的 | 積極的 |
| 審査の柔軟性 | 画一的 | 比較的柔軟 | かなり柔軟 |
| 金利 | 低め | 中程度 | やや高め |
| 融資スピード | 遅い | 普通 | 早い |
| 担当者の裁量 | 小さい | 中程度 | 大きい |
地方銀行の特徴
融資に積極的な地方銀行(首都圏)
| 銀行名 | 金利目安 | 融資期間 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 横浜銀行 | 1.5〜2.5% | 15〜20年 | 神奈川県の物件に強い |
| 千葉銀行 | 1.5〜2.5% | 15〜20年 | 千葉県内に広いネットワーク |
| 武蔵野銀行 | 1.8〜2.8% | 15〜20年 | 埼玉県を中心にカバー |
| 静岡銀行 | 2.0〜3.0% | 20〜25年 | 全国対応可能 |
地方銀行選びのポイント
- 物件所在地のエリアバンクを優先:地元の銀行は物件評価がしやすい
- 収益物件融資の実績を確認:担当者に実績を確認する
- 複数行に相談:条件を比較して最適な銀行を選ぶ
信用金庫の特徴
信用金庫のメリット
- 審査の柔軟性:担当者の裁量が大きく、個別事情を考慮してもらいやすい
- 地域情報に精通:物件周辺の賃貸市場を理解している
- 長期的な関係構築:2棟目以降の融資もスムーズ
信用金庫のデメリット
- 金利がやや高い:地方銀行より0.5〜1.0%程度高い傾向
- 営業エリアの制限:物件所在地または借入人の住所が営業エリア内である必要
活用のコツ
- 地元の信金をまず検討:住所地の信金に相談する
- 定期預金で関係構築:取引実績を作ってから融資相談
- 事業計画を丁寧に説明:担当者との信頼関係が重要
融資を引き出すためのアプローチ
準備すべき書類
- 本人確認書類(運転免許証等)
- 収入証明(源泉徴収票、確定申告書)
- 資産証明(預金残高、既存物件の登記簿)
- 物件概要書
- レントロール
- 事業計画書(収支シミュレーション)
相談時のポイント
- 複数の金融機関に同時並行で相談:3〜5行程度に打診
- 不動産会社の紹介を活用:金融機関とのパイプがある
- 税理士・会計士からの紹介:信用度が上がる
- 条件は交渉可能:金利・融資期間は相談次第で改善することも
まとめ
- 築古物件の融資は地方銀行・信金が有力な選択肢
- メガバンクより金利は高いが、審査は柔軟
- 物件所在地のエリアバンクを中心に複数行に相談
- 信金は担当者との関係構築が特に重要
- 不動産会社や税理士の紹介を活用すると有利
融資は物件購入の成否を決める重要な要素です。早めに複数の金融機関に相談を始めましょう。


