この記事でわかること

Q. 融資審査ではどのような点が見られますか?
A. 主に「人」の評価(年収、勤続年数、信用情報、既存借入)と「物件」の評価(担保価値、収益性、立地)が見られます。特に築古物件の場合、物件評価が厳しくなるため、借入人の属性が重要視されます。
Q. 審査に落ちた場合、再申請できますか?
A. はい、できます。ただし、同じ金融機関への再申請は半年〜1年程度の期間を空けることが望ましいです。その間に属性改善(年収アップ、自己資金増加、既存借入減少など)を行うか、別の金融機関に申請することを検討しましょう。
Q. 個人信用情報は自分で確認できますか?
A. はい、確認できます。CIC、JICC、全国銀行個人信用情報センターの3機関に開示請求することで、自分の信用情報を確認できます。開示手数料は各機関500〜1,000円程度です。融資申請前に確認しておくことをおすすめします。
融資審査を通すための準備|属性改善のポイント
融資・資金計画 公開: 2025.01.15

融資審査を通すための準備|属性改善のポイント

融資審査の仕組み

不動産投資ローンの審査では、借入人の属性物件の担保価値の両面から評価が行われます。

築古物件は担保評価が厳しくなるため、借入人の属性が特に重要視されます。

審査で見られるポイント

借入人の評価項目

項目審査基準(目安)重要度
年収700万円以上★★★
勤続年数3年以上★★★
勤務先上場企業・公務員が有利★★☆
自己資金物件価格の20%以上★★★
既存借入年収の5倍以内★★☆
信用情報延滞・事故歴なし★★★
年齢完済時70歳以下★☆☆

物件の評価項目

項目評価ポイント
担保価値路線価、固定資産税評価額
収益性利回り、入居率
立地駅距離、人口動態
建物状態築年数、修繕履歴

属性改善のポイント

1. 年収を上げる

すぐにできること

  • 副業収入を確定申告に反映
  • 配当収入、不動産収入を申告
  • 残業を増やす(給与収入アップ)

中長期的な対策

  • 転職による年収アップ
  • 昇進・昇格を目指す
  • 資格取得による収入増

2. 勤続年数を確保

金融機関は勤続3年以上を目安としています。

勤続年数審査への影響
1年未満厳しい
1〜3年要相談
3年以上問題なし
10年以上有利

転職を考えている場合

  • 融資実行後に転職する
  • 転職前に融資を申し込む
  • 同業界・年収アップの転職なら審査に影響しにくい

3. 自己資金を増やす

自己資金の目安融資の受けやすさ
10%未満難しい
10〜20%金融機関による
20〜30%受けやすい
30%以上非常に有利

自己資金の増やし方

  • 定期的な貯蓄
  • ボーナスの積立
  • 投資信託の売却
  • 親族からの贈与

4. 既存借入を整理する

金融機関は、既存の借入状況を重視します。

整理すべき借入

  • カードローン、キャッシング
  • リボ払い残高
  • 自動車ローン(可能なら)

住宅ローンについて 住宅ローンは「良い借入」と見なされることもありますが、返済比率に影響するため注意が必要です。

5. 信用情報を改善する

信用情報に記録される内容

  • クレジットカードの支払い履歴
  • ローンの返済履歴
  • 延滞・滞納情報
  • 債務整理・自己破産情報

信用情報の改善方法

  1. 延滞をなくす:支払いは必ず期日までに
  2. 利用枠を抑える:クレジットカードの利用を控えめに
  3. 不要なカードを解約:使っていないカードは整理
  4. 時間の経過を待つ:延滞情報は5年で消える

信用情報の確認方法

  • CIC:クレジットカード会社系
  • JICC:消費者金融系
  • 全国銀行個人信用情報センター:銀行系

各機関に開示請求することで、自分の信用情報を確認できます。

審査を有利にする書類準備

必須書類

書類取得先
源泉徴収票(3年分)勤務先
確定申告書(3年分)税務署または控え
預金残高証明金融機関
本人確認書類-
住民票市区町村役場
印鑑証明書市区町村役場

あると有利な書類

書類効果
資産一覧(預金・有価証券・不動産)返済能力のアピール
既存物件の収支報告書運営実績の証明
事業計画書投資の妥当性を説明
職務経歴書キャリアのアピール

まとめ

  • 融資審査は「人」と「物件」の両面から評価される
  • 築古物件は借入人の属性が特に重要
  • 年収、勤続年数、自己資金、信用情報が主要な審査項目
  • 事前に信用情報を確認し、問題があれば改善
  • 不要な借入(カードローン、リボ払い)は整理しておく
  • 書類は早めに準備し、資産状況を明確に説明できるようにする

融資審査は事前準備で結果が大きく変わります。計画的に属性を改善し、審査に臨みましょう。

4年償却に最適な物件を探す

4年償却ナビでは、築22年以上の木造物件を厳選してご紹介しています。

物件一覧を見る

関連記事